2型糖尿病とは?(代表的な生活習慣病)
前回は1型糖尿病について簡単に説明をさせてもらいました。
今回は2型糖尿病についてまとめていこうと思います。
①2型糖尿病とは❓
2型糖尿病はインスリン分泌障害とインスリン抵抗性の増大が様々な程度で生じ、慢性の高血糖状態になる病気です。
つまりインスリンが正常に分泌されないこと、インスリンが効きにくくなることが原因の1つだということです。
なぜこのようなことが起こるのかというと、糖尿病の遺伝的要因に自身の食事生活・運動不足・ストレス といった環境面の問題が加わるここで起こります。
この2型糖尿病は日本の糖尿病の大半を占めており、生活習慣病としても有名です。
②どんな人がなるの❓
主に生活習慣が乱れた中高年の方がなりやすいと言われています。
また大体の人が、軽度の肥満から高度の肥満があります。
③症状としては?
進行が緩やかであるため、長期間自覚症状がないことが多いです。
そのため気づかれないこともあります。
主な症状は
・多尿
・口渇
・多飲
・体重減少です。
これらの症状が気になるときは1度病院を受診してみてください。
また糖尿病は進行すると恐ろしい3大合併症があります。
・糖尿病網膜症
・糖尿病神経障害
・糖尿病腎症の3つです。
④どのような治療法があるのか❓
2型糖尿病の治療には
・食事療法
・運動療法
・薬物療法
・インスリン療法があります。
まず食事療法と運動療法を行って、生活習慣を改善していくことから始まります。
そして3ヶ月ほど食事療法と運動療法を行っても、十分な血糖値のコントロールが行えない場合、経口血糖降下剤(薬物療法)が開始になります。
それでも十分な効果が得られない場合にインスリン療法(インスリン注射)が開始になります。
このように、治療は段階的に進んでいきます。
薬物療法やインスリン療法が開始とならないためにも、生活の自己管理が必要となります。
食事療法・運動療法についてはこちらで解説をしています。
薬物療法(経口血糖降下剤)についてはこちらで解説しています。