脂質異常症に注意!
こんにちは、LAICHIです!!
昨夜、体重が大台に乗りました(笑)
最近は少し食べ過ぎです、、、。
そこで、今回は”脂質異常症”について勉強していこうと思います。
①脂質異常症とは?
・血清コレステロールや血清トリグリセライドの異常高値を示す”高脂血症”
・HDLコレステロールの異常低値
などを総称して呼ぶようになりました。
いずれの病態も動脈硬化の危険因子であるため、早期発見と早期治療が重要です。
②脂質異常症の分類方法
・血清LDLコレステロール
・血清トリグリセライド値
によって診断を行います。
そして治療方法の選択や治療経過把握のために分類する必要があります。
分類方法は
・原因に基づいて分類する方法
・増加するリポ蛋白の種類によって分類する方法⇨表現型
の2つがあります。
③原因に基づいて分類する方法
脂質異常症の原因は様々です。
・生活習慣によるもの⇨続発性の脂質異常症
と分類します。
●原発性には
・遺伝子異常
・家族歴があるもの
などがあります。
●続発性には
・生活習慣の乱れ⇨過食、運動不足、喫煙
・基礎疾患がある⇨糖尿病など
・薬物によるもの
などがあります。
これらの原因によって
・高LDLコレステロール血症
・低HDLコレステロール血症
・高グリセライド血症
などへと繋がっていきます。
この3つについては、下記に記載しております。
そして最終的に動脈硬化が進行していく。というわけです!!
④表現型による分類方法
リポ蛋白のうち、どれが増加しているかによって分類する方法が一般的には用いられます。
分類はⅠ〜Ⅴ型に分類されます。
● Ⅰ型
カイロミクロンが上昇する
※カイロミクロン
食品から吸収した脂質を筋肉などエネルギーが必要な場所に運びます。
そしての残りを肝臓へ運ぶ役割を担っています。
その後、肝臓で再合成され、VLDLコレステロールとなります。
● Ⅱa型
LDLコレステロールが上昇する
※LDL
役割はカイロミクロンと同じで、肝臓で再合成され、VLDLコレステロールとなります。
● Ⅱb型
※VLDL
肝臓で合成された脂質を全身の抹消組織まで運ぶ役割を担っています。
その途中、中性脂肪が分解され、筋肉や脂肪細胞に送られます。
残りはIDLにかわります。
● Ⅲ型
CMレムナント、VLDLレムナントが上昇する
※レムナント
残り物、という意味です。
VLDLやカイロミクロンなどのリポ蛋白がリパーゼによって分解されて生じる中間代謝産物です。
● Ⅳ型
VLDLコレステロールが上昇する
● Ⅴ型
カイロミクロン、VLDLコレステロールが上昇する
難しいですが、上昇するリポ蛋白の種類によって脂質異常症を分類しているということですね!
⑤治療方法
治療方法には以下のものがあります
・生活習慣の改善
・食事療法
・運動療法
・薬物療法
です。
●生活習慣の改善
・禁煙
・過食はしない
・脂身、乳製品、卵黄は控えて、魚類や大豆製品の摂取を増やす
・野菜、果物、海藻類の摂取を増やす
・食塩を含む食品の摂取を控える
・アルコールの過剰摂取を控える
・有酸素運動を毎日30分は行う
などがあります。
うーん、全く当てはまらない(笑)
強いていうなら、アルコールはあまり飲みません!
●食事療法
肉類や卵類の摂取を控え、魚介類や大豆製品、果物、野菜、海藻類の摂取を増やしましょう。
減塩も必要です!!
私はファーストフードが多いので気をつけなければ、、、。
●運動療法
運動療法は血清脂質値の改善や血圧低下、インスリン抵抗性を改善します。
その結果、動脈硬化やメタボリックシンドロームの予防、治療効果があります。
運動内容としては、速歩やジョギング、水泳などの有酸素運動を
・1日30分以上行う
・週に180分以上行う
です。
なかなか大変ですが、毎日の積み重ねが大切になってきます。
●薬物療法
そして、高トリグリセライド血症にはトリグリセライド降下薬を用います。
脂質異常症治療薬の注意すべき点は副作用です。
その1つとして”横紋筋融解症”があります。
特に腎機能障害のある方に起こしやすいです。
症状としては、骨格筋細胞の融解、壊死により
・筋肉痛
・脱力
・CK上昇
・赤褐色尿
などを起こします。
これは発見が遅れると、急性腎不全に陥るため注意が必要です。
以上が脂質異常症の内容になります。
日々の生活習慣を改めてみるのも大切かもしれませんね(汗)
以上、LAICHIでした!
ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。