インスリン療法(インスリン注射)
こんにちは、LAICHIです!!
今日は糖尿病治療に用いられるインスリン製剤について説明していこうと思います。
下に糖尿病について解説したものを載せていますので、是非読んでください。
①インスリン療法とは
食事療法や運動療法・薬物療法(経口血糖降下薬)によっても血糖値のコントロールが十分に行えない場合に始まります。
体外からインスリンを投与することにより、正常に近いインスリン分泌を得ることを目標とします。
②投与方法
投与の方法には
・皮下注射
・筋肉内注射
・静脈内注射の3つがあります。
主に皮下注射の場合が多いです。
また患者さん自身が注射を行う方法(自己注射)ではペン型の注射器を使用することが多いです。
●ペン型注射器での注射方法
・ペン型注射器(以下”注射器”)に針を装着する
※装着する際は、装着面を消毒してから行う
・ダイヤルを2回ほど回して、空打ちをする⇨内部の空気を抜くため
・ダイヤルを回して必要なインスリン量に合わせる
・注射部位を消毒し注射する
※注射した後は揉まないようにする⇨揉むと急激に血管内にインスリンが入り、低血糖の危険があるため
●注射部位
・腹壁(お臍の周り)
・上腕外側部(肩関節付近の外側)
・臀部
・大腿外側部(太ももの外側)
注射する部位は毎回2cmほど離して注射をしてください。
※繰り返し同じ部位にすると、皮下組織が萎縮や硬結(硬くなる)するため。
③製剤の種類
まず体内でのインスリン分泌は、
常に一定量分泌される”基礎分泌”と
食事の際の血糖値上昇に合わせて一時的に分泌される”追加分泌”があります。
つまり体内では持続的にインスリン分泌があり、食事の際に追加でさらにインスリンが分泌されているということです。
インスリン製剤は、この基礎分泌と追加分泌に対応させて使用します。
●超速効型、速効型⇨主に食事の直前に注射し、食後の高血糖を抑える
●持効型、中間型⇨基礎分泌を保つために使用する。効き目は緩やかで一定。
●混合型⇨インスリンの基礎分泌と追加分泌の両方を代替する役割がある。
以上がインスリン療法についての簡単な説明でした。
食事療法、運動療法や薬物療法についても解説しているので、ご覧ください。
LAICHIでした!!