脂質異常症その2
こんにちは、LAICHIです!!
今日は前回に引き続き脂質異常症について勉強していこうと思います。
今日は”高LDLコレステロール血症”と”低HDLコレステロール血症”、”高トリグリセライド血症”について勉強して行きます。
この2つがどのように発症し、どのようにして”動脈硬化”へと繋がっていくのかをお話しします。
①高LDLコレステロール血症について
高LDLコレステロール血症の発症は
・遺伝性
・生活習慣
が関係しています。
●遺伝性
・家族性の高コレステロール血症がある
・家族に高脂血症の既往がある
●生活習慣
・過食
・運動不足
・喫煙など
これらが発症に強く関り、高LDLコレステロール血症を発症します。
発症すると
血管内膜に侵入したLDLが酸化、変性します。
その変性したものがマクロファージに貪食されることで、コレステロールが過剰に蓄積し、これが粥状硬化の初期病変となります。
これが進行すると動脈硬化へと進展していきます。
②低HDLコレステロール血症について
低HDLコレステロール血症の発症は
・遺伝性
・続発性
・生活習慣
が関係しています。
●遺伝性
・家族性の低HDLコレステロール血症がある
・タンジール病がある
●続発性
・高トリグリセライド血症がある
●生活習慣
・過食
・運動不足
・喫煙など
これらが発症に強く関わり、低HDLコレステロール血症を発症します。
低HDLコレステロール血症では
HDLコレステロールが減少することで、余分なコレステロールを細胞から抜き取れなくなります。
その結果、動脈硬化が起こっていくというわけです。
③高トリグリセライド血症について
高トリグリセライド血症は高LDLコレステロール血症や低HDLコレステロール血症ほど動脈硬化との関連性は高くありません。
しかしメタボリックシンドロームの一つの病態として存在している場合が多いため、注意が必要です。
以上が3つの内容になります。
前回、勉強した脂質異常症についての補足のような形で書きました。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。
以上、LAICHIでした!!