痛風って実際のところ何ですか??
こんにちは、LAICHIです!!
皆さん、”痛風”って聞いたことありますよね。
でも実際説明して、と言われたら私はなかなか答えられません(汗)
今日はそんな”痛風”について説明していこうと思います。
前回はメタボについて解説しているので、よければご覧下さい。
①痛風とは?
関節内に析出した結晶化した尿酸によって起こる痛みを伴う急性関節炎症状を主症状とした症候群のことをいいます。
難しい1文ですが、関節内に尿酸の結晶が析出し、その結果炎症が起きて痛みが起こっているということです。
30〜50歳代の栄養価の高い食事をとる肥満体型の男性に多いです。
多くの場合は遺伝的に尿酸の排泄が低下した人に環境因子(生活習慣など)が加わり、高尿酸血症を引き起こします。
その結果、痛風発作を引き起こすと考えられています。
②原因は
遺伝的因子と環境因子が原因となります。
●遺伝的因子
・尿酸排泄量の低下
●環境因子
・過食
・大量飲酒
・肥満
・ストレス
・激しい運動などです
③経過や症状は?
痛風発作は数日〜1週間ほどで治る場合が多いです。
無治療のまま放置すると発作の頻度が、数年に1回から1年に数回とどんどん増加していきます。
そして、母趾以外の関節も痛くなり始めます。
●無症候性高尿酸血症
・高尿酸血症でも症状が出ていない
・この時期に尿路結石を生じることがある
↓
●痛風発作
・突然、第一中足趾節関節に激痛、発赤、腫脹が生じて歩けなくなる
●間欠期
・多くの場合は放置しても1週間以内に収まる
・この時期は全く無症状である
※痛風発作と間欠期を繰り返す
↓
●慢性期
・足趾、手指、耳介などに痛風結節が出現する
・関節破壊に発展することもある
・腎機能低下に陥ることもある
④なぜ足趾関節(足の指)なの?
なぜ痛みが起きる場所の多くが足趾関節なんでしょうか?
それは低温、低pHの状況下で結晶が析出しやすくなるからです。
・低温で血流が乏しい場所⇨抹消の足趾
・運動量が多いとpHが低下しやすい⇨足趾は運動量が多い
多くの場合は”第一中足趾節関節”に生じます。これは足の親指です。
⑤治療は?
治療には大きく分けて2つあります。
・痛風発作の治療
・発作のない時期(間欠期)の高尿酸結晶の治療です。
まずは痛風発作に対する治療をして、発作が治まった時に高尿酸結晶の治療をします。
また肥満や生活習慣が合併する場合は、まずは生活指導を行います。
それでも効果がなければ薬物療法を開始します。
仮に尿酸値が結果的に低下しても、関節内に尿酸結晶があれば、痛風発作が起こることがあります。
以上が痛風の解説でした!!
酒飲みがなるという認識しかなかったですが、奥が深いですね!!
ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。
LAICHIでした!