心不全って何?(心臓の病気)
こんにちは、LAICHIです!!
これまでは糖尿病についてやその治療法や合併症について解説をしてきました。
よければご覧下さい。
今回からは心不全について解説をしていこうと思っています。
病棟では高齢者の方と関わることが多いのですが、心疾患を合併されている方はとても多いです。
この機会に勉強をしようと思いしてみましたので、よければご覧下さい。
①心不全とは?
心臓は全身に血液を送り出すポンプのような役割を担っています。
そのポンプ機能が障害されてしまい様々な臓器に必要な血液を供給できなくなることで、いろいろな症状が現れる状態のことをいいます。
つまり心不全とは、ある1つの病名ではなく心臓の機能障害によって生じる疾患の総称だということです。
②原因は?
心不全は大きく2つに分けられます。
・右心不全
・左心不全の2つです。
そしてこの両方を合併した場合を”両心不全”といいます。
●右心不全の原因
右室、右房圧が上昇し、静脈血がうっ滞することが原因です。
●左心不全の原因
左心系からの拍出量が減少するために、左室と左房圧が上昇します。
その結果、肺循環系のうっ血が生じることが原因です。
また左心系からの拍出量が低下することで、末梢組織への酸素需要に必要な血液を送り出せなくることも原因です。
③症状は?
●右心不全の症状
・頸静脈怒張
・うっ血肝
・胸水
・腹水
・四肢浮腫
左心不全では体循環が障害されているため、身体の様々な部位に障害を生じます。
●左心不全の症状
・労作時呼吸困難
・発作性夜間呼吸困難
・起座呼吸
・喘鳴
左心不全では肺循環系が障害されているため、このように呼吸器症状がメインになります。
④心不全の分類
心不全の重症度を分類するものとして
・NYHA分類
・キリップ分類
・フォレスター分類があります
長くなりますので、これは1つの記事としてまた説明させていただきます
⑤治療方法
心不全の治療は
・前負荷の軽減⇨水、塩分摂取制限、利尿薬、血管拡張薬
・後負荷の軽減⇨血管拡張薬、大動脈内バルンパンピング
・心収縮力の軽減⇨強心薬、心臓再同期療法
⑥大動脈内バルンパンピング
容量が30〜40mLのバルーンカテーテルを胸部下行大動脈に留置して、心周期に合わせてバルーンを拡張、収縮をさせます。
その結果拡張期には冠動脈血流を増加させることができ、収縮期には末梢抵抗を減らすことができるというものです。
1つのことを調べたら、さらにわからないことが増える、、、
もっと勉強してまた掲載させていただきます。
この記事も編集が日々加わることになりそうです(泣)
ここまで読んでくれた方ありがとうございました!!
以上、LAICHIでした。