LAICHIブログ

〜新米看護師の雑記帳〜

盲腸っていう病気。それなんだ?

こんにちは、LAICHIです!!

今日は職場で初の夜勤なので、昼間に更新です。

初夜勤、緊張しています(汗)

 

そして今日は一般に盲腸と言われている”虫垂炎”について勉強しようと思います。

先日、身内が虫垂炎になり手術をしたので、改めて調べてみました。

では始めます。

 

 

 

 

 

①虫垂ってなに?

ご存知とは思いますが、大腸は

盲腸

結腸(上行結腸⇨横行結腸⇨下行結腸⇨S状結腸)

直腸

で構成されています。

 

長さは約170cmもあります。

 

そして盲腸の先に垂れ下がるようについているものが”虫垂”と呼ばれる部分になります。

 

 

虫垂炎とは?

虫垂が異物や糞石などによって閉塞し細菌感染を起こすことで発症しまする炎症です。

 

幼児期以降に増え始め、学童期が一番多いそうです。

 

採血の結果で”白血球(WBC)が20000を超えていたら、穿孔(穴が開くこと)や腹膜炎が考えられます。

 

 

③症状は?

発熱(37~39度)

腹痛

悪心、嘔吐

が一般的な症状です。

 

痛みは始め心窩部の漠然とした痛みから始まります。

 ※これは虫垂の圧が上昇することで内臓痛が発生するためです。

そして悪心、嘔吐も伴います。

 

そして進行してくると痛みは右下腹部に移動し持続的で激しい痛みが襲ってきます。

 ※これは炎症が腹膜まで及んでいるためです。

その痛みに加えて

筋性防御⇨腹壁が緊張して板状に触れること

ブルンベルグ徴候⇨腹壁を圧迫した後、急に離すと強い痛みを発すること

 

 

④痛みの場所

進行した場合に起こる右下腹部の痛みの場所は以下の通りです。

 

マックバーニー点

虫垂の付着部

右前上腸骨棘と臍を結ぶ線の外側1/3の点

 

ランツ点

虫垂の先端

左右前上腸骨棘を結ぶ線の右外側1/3の点

 

クーメル点

臍の右下1〜2cmの点

 

 

⑤治療は?

急性虫垂炎や穿孔腹膜炎の併発が起こっていれば、早期の”虫垂切除術”をします。

開腹して行うこともありますが、今は基本的にカメラをお腹の中に入れる腹腔鏡を使用した手術になります。

 

虫垂切除術の場合は2時間ほどで手術自体は終わります。

入院期間も約1週間ほどと短いです。

 

手術をせず抗生物質の投与による治療を行う場合もあります。

 

それは

・圧痛があるが白血球数が1万以下

・圧痛があるが腹膜刺激症状がない

       ※腹膜刺激症状⇨筋性防御やブルンベルグ徴候のこと 

 

この場合は手術をせず保存的に経過をみます。

 

 

 

以上が”虫垂炎”のお話になります。

ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。

以上、LAICHIでした!!